2015年11月19日木曜日

握力測定? いやいや・・・つま先立ち競争の方が良くない?

 握力が長生きと関係あるみたいな話だが、握力が強い人は、そもそも体を鍛えているから健康なのであって、長生きと直結させるには早計。生命保険会社が握力測定をするような時代に成ったのですね・・・

 そもそも体を鍛えているから握力があるかと言えば、私のように手芸で握力が維持されているということも言えます。何せ、肥後守のシースの材料であるカバンテープはバックの持ち手部分であり、針を通す時に必要な力は半端ない。 針が通らず針の頭が手に突き刺さるというハプニングは日常茶飯事。 ラジオペンジまで導入して強引に縫うという力技まで使っています。針をペンチで掴んで縫うんですよ?

 ちなみに長生きと言っても握力が強いと痴呆症になりにくく、結果として長生きとかいう根拠らしい。 でも、私はちょっと違うと思う。手先が器用なことで脳の活動も活発になるので痴呆にもなりにくく、握力もそこそこ平均以上に強くなる。握力が強いということは何かに捕まる力が強く、結果として何かに掴まれることで転倒を回避することも可能になり、大きな怪我を負い難くなり、生存性も上がるということかも。

 また、私の母親にあることを勧めて見た結果、分かったことがある。 それはつま先立ち。最初は出来なかったが、意識してやるようになって初めてできたという。本人はできると思っていたのだが、出来ないと知ったのが、つま先立ちできなかったからというくらい。いやいや、つま先立ちできるかやってみないと分からないというのはどれだけ自分の体がいまどうなっているのか関心が無いってことですよね?

 つまりこういうことなんですよ。

「歳を取ると転倒しやすくなり、結果として怪我により寝たきりになって、そして痴呆にかかり、寿命が短くなる」

 これは私が剣道をやめてから今でも習慣として続いている事なのだが、踵を着けないで歩く剣道歩き。これは足音も気配も消せる歩き方なのだ。これはつま先だけでバランスをとって歩くのだから、バランス感覚が非常に鍛えられる。つまり転倒しにくくなる。というより、ここ10年以上、転んでいない。それほど転ぶということが稀な体験になってしまったのだ。


 転んで怪我をする人は、自分の体はもっと動ける筈だったが、実際は思うほど動かなくなっていたから転ぶのであって、1メートルほどの高さから飛び降りて踵の骨を骨折する人は、自分の体重が1メートルの高さから飛び降りた時の踵に掛かる重量が自分の体重より少し多いくらいと勘違いしている人。まさか数百キロに及ぶだろうとは思ってもみないから踵を骨折するのです。地面が衝撃を吸収してくれる筈がないということを理解していない方が問題ですけどね。生命の危機敵レベルの馬鹿です。

 そこで着地の先生の登場です。猫は嫌いだが、猫の動作が怪我をしないための動作だと気づいて猫を見ている人はどのくらい居るのでしょうね。せいぜい半分くらい?もっと少ないかな?。猫の着地の動作を思い出してみてください。そして、猫の骨格も。私の体重くらいでしたら、2メートル程度であれば体重+加速度の合計を足と脚全体に分散して怪我をせずに飛び降りることが出来ます。

 私は自分の体のおおよその限界というものを知っています。 その結果、私のこの身長・体重・体格に見合わない体のコントロールができるということです。 そのためには、時々、自分の限界を試してみるのも面白いですよ?

 大抵の場合は「こんな筈では・・・」と思い知り、そして「このままではイカーーーーーーーーーン!」と奮起するのです。

 思っている自分の体の限界>実際の身体能力の限界 この差が大きいほど死傷する確率が上がります。

2015年11月11日水曜日

急な動作で怪我をしやすいのなら、急な動作に体を慣れさせる。

0を静止状態。1は運動量が小さく、限界を10と仮定する。
0から1や2、或いは5くらいまでいきなり動いても怪我はしない。歳を取ればその上限もどんどん低くなる訳だが、0から8くらいまでの動作に慣れておくと、ちょっとやそっとじゃ怪我なんて起こらない。肉離れや腱の断裂とかね。
筋肉や骨格。腱がそれに対応するから、それが通常となる。でも、0から5くらいの急な動作ですら普段からしていない人は、ほんのちょっとした動作でも怪我をする。

0は立っている状態。1は歩行で掛かる足への荷重。3が階段を降りる。胸のあたりの高さから飛び降りる行為を7と仮定する。
歩くときは踵から着地し、足の裏を通ってつま先に荷重を移動し、足が離れ、もう片方の足の踵から着地し・・・の繰り返し。つま先が離れる際に親指で自分を前へ蹴り出す。これで足とアキレス腱と脹脛の腱と筋が柔軟かつ強く鍛えられる。
階段を降りるときは速く左右の足を交互に滑らすように下り、高い位置から飛び降りるときは、つま先から着地しながら荷重を吸収しつつ脚を曲げながら脚全体で荷重を支えながら落下による荷重を受け止める。
足先から太腿まで上手くコントロールして足の局所に掛かる負担を動作で和らげる。これで踵を骨折するような馬鹿な怪我は起こらない。

世の中のどれほどの人が準備運動というものをしているのだろうと考えることがある。
ラジオ体操然り。ストレッチなどがそうだ。これも普段から真面目に全力で行なってると、身体能力が高くなる。
何倍ものオーバーリアクションで体操するほど、関節の可動域が広がり、勢いをつけて動作することで急激な動作による怪我を起こしにくくする。ストレッチで軽く痛いと感じる範囲まで筋を伸ばし、作業中に腱を痛める確率を下げる。

つまり、加齢によって体が動かなくなるのは単なる怠慢で、何もしない人と、全力でやってる人とでは街中を歩いている人の歩行速度や歩き方を見れば一目瞭然。高齢者でもスタスタと歩ける人も居れば、ウンコ漏らして尻の間から漏れないように歩いているような歩き方の人も居る。
腰くらいの高さから飛び降りるときに、踵で全体重を受け止めて踵を骨折するのは馬鹿じゃないかと。猫が高いところから飛び降りる時の動作を見ていれば「ほほう!なるほど!」と思う人と、「猫かわいい!」としか見ていない人の違い。

大した事がない動作をオーバーリアクションでやってみる。かなりの運動になると同時に加齢によって動きが鈍ることを防ぎ、ちょっとした負荷でも怪我をしない。何とも理想的。

軽SUVやSUV風軽が持て囃される傾向にあるが、目的を見失わないように。

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