0を静止状態。1は運動量が小さく、限界を10と仮定する。
0から1や2、或いは5くらいまでいきなり動いても怪我はしない。歳を取ればその上限もどんどん低くなる訳だが、0から8くらいまでの動作に慣れておくと、ちょっとやそっとじゃ怪我なんて起こらない。肉離れや腱の断裂とかね。
筋肉や骨格。腱がそれに対応するから、それが通常となる。でも、0から5くらいの急な動作ですら普段からしていない人は、ほんのちょっとした動作でも怪我をする。
0は立っている状態。1は歩行で掛かる足への荷重。3が階段を降りる。胸のあたりの高さから飛び降りる行為を7と仮定する。
歩くときは踵から着地し、足の裏を通ってつま先に荷重を移動し、足が離れ、もう片方の足の踵から着地し・・・の繰り返し。つま先が離れる際に親指で自分を前へ蹴り出す。これで足とアキレス腱と脹脛の腱と筋が柔軟かつ強く鍛えられる。
階段を降りるときは速く左右の足を交互に滑らすように下り、高い位置から飛び降りるときは、つま先から着地しながら荷重を吸収しつつ脚を曲げながら脚全体で荷重を支えながら落下による荷重を受け止める。
足先から太腿まで上手くコントロールして足の局所に掛かる負担を動作で和らげる。これで踵を骨折するような馬鹿な怪我は起こらない。
世の中のどれほどの人が準備運動というものをしているのだろうと考えることがある。
ラジオ体操然り。ストレッチなどがそうだ。これも普段から真面目に全力で行なってると、身体能力が高くなる。
何倍ものオーバーリアクションで体操するほど、関節の可動域が広がり、勢いをつけて動作することで急激な動作による怪我を起こしにくくする。ストレッチで軽く痛いと感じる範囲まで筋を伸ばし、作業中に腱を痛める確率を下げる。
つまり、加齢によって体が動かなくなるのは単なる怠慢で、何もしない人と、全力でやってる人とでは街中を歩いている人の歩行速度や歩き方を見れば一目瞭然。高齢者でもスタスタと歩ける人も居れば、ウンコ漏らして尻の間から漏れないように歩いているような歩き方の人も居る。
腰くらいの高さから飛び降りるときに、踵で全体重を受け止めて踵を骨折するのは馬鹿じゃないかと。猫が高いところから飛び降りる時の動作を見ていれば「ほほう!なるほど!」と思う人と、「猫かわいい!」としか見ていない人の違い。
大した事がない動作をオーバーリアクションでやってみる。かなりの運動になると同時に加齢によって動きが鈍ることを防ぎ、ちょっとした負荷でも怪我をしない。何とも理想的。
2015年11月11日水曜日
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